2022/11/6開催
「潰瘍性大腸炎・クローン病の安心おいしいカラダづくりごはん」
公益社団法人 長崎県栄養士会 松尾美穂子先生
テーマ:成長期のIBD患者さんが対象。病状は上向きなのに、ご飯(お米)がすすまず、栄養を上手く摂れないために、伸長が伸びず、体重も増えないという相談を受けたことがきっかけでテーマを設定しました。成長期のIBD患者さんのため、カラダに負担をかけにくく栄養が摂取でき、なおかつご飯がすすむようなメニューを松尾先生にご考案いただきました。
豚肉のさっぱり焼き(2人分) 1食; エネルギー 170kcal、たんぱく質16.2g、脂質 7.8g
材料:豚もも薄切り 140g、かたくり粉 大さじ1、油 小さじ2 、さとう 小さじ2、酢 小さじ2、しょうゆ 小さじ2、水 小さじ2、付け合せ サラダ菜 2~4枚、プチトマト 4個
作り方:
① 調味料Aを合わせておく。
② 肉は食べやすい大きさに切り、かたくり粉をうすくまぶす。
③ フライパンに油をひき、肉を焼く。
④ 焼き上がりに、①の合わせた調味料Aを回しかけ、味をからめる。
⑤ 皿に盛り、サラダ菜・プチトマトを飾る。
※今回は脂肪の少ない赤身肉を使用しているが、脂質制限を気にしない場合は切り落とし肉でも美味しくできます。
焼ポテト(付け合わせ)(2人分) 1食; エネルギー 26kcal、たんぱく質0.9g、脂質 0.1g
材料:じゃがいも100g(中1個)、塩 少々、ブラックペッパー 少々
作り方:
①じゃがいもはたわしでよく洗い、芽は取り除く。
②じゃがいもを濡れたまま、ラップに包み600Wで約3分加熱する。
③ ②を半分に切り、更にくし形に切る。
④ 魚グリルにホイルシートを敷き、じゃがいもを並べ、8分程焼く。
⑤塩・こしょうをふりかけ、付け合わせにする。
かぼちゃのポタージュ(3人分) 1食; エネルギー 62kcal、たんぱく質2.4g、脂質 1.9g
材料:かぼちゃ 120g(160g)、玉ねぎ 60g (1/4個)、水200ml、コンソメの素 1個、調整豆乳 200ml、塩少々、月桂樹の葉 1枚
作り方:
① かぼちゃはくし形に切り種を除き、水でぬらしてラップに包み、電子レンジで3分程加熱する。粗熱がとれたら、皮をむき、2㎝のさいの目に切る。
② 玉ねぎはみじん切りにする。
③ 鍋に①②と水、コンソメの素、月桂樹の葉を加え野菜に火が通るまで煮る。
④ ③の粗熱をとり、月桂樹の葉を除いて、ミキサーにかけなめらかにしてから、鍋に戻し、月桂樹の葉も戻す。
⑤ ④に豆乳を加え、火にかけ、塩で味を調える。
※豆乳は固まりやすいので、沸騰直前で火を止める。
切り落としたかぼちゃの皮もかりんと風にできます!
どらやき (6人分) 1食; エネルギー 205kcal、たんぱく質4.2g、脂質 3.7g
材料:小麦粉(薄力粉) 100g、重曹 1.5g、ベーキングパウダー1.5g、砂糖 60g、みりん大さじ1、油大さじ1、牛乳 65㏄、卵 1個、こしあん150g
作り方:
①あん以外の材料をボールに入れ、なめらかになるまで泡立て器で混ぜる。
②フライパンを熱し、サラダ油(分量外)を薄く塗る。※この時余分な油がついているときれいに焼けないので、キッチンペーパーでふき取る。
③弱火にして、生地①をスプーンですくい、適量入れる。
④表面にフツフツと穴が開いてきたら裏返し、裏面にも焼き色がついたら取り出す。
⑤ 粗熱が取れたら、餡をはさむ。
※生地はホットケーキミックスでも簡単にできるます!