2021/12/18開催
「潰瘍性大腸炎・クローン病の安心おいしいごはん」
公益社団法人 長崎県栄養士会 管理栄養士 松尾美穂子先生
テーマ:
病状が上向きな患者が対象。油量が多くて避けがちなドリアを工夫して低脂肪かつ簡単に作るレシピです。
また、あえて炭酸飲料を薄めてゼリーを作りました。サイダーを薄めることで、普段は避ける炭酸の感覚を味わえます。
ご家庭でできる本格的な茶碗蒸しを松尾先生にご考案いただきました。
簡単ドリア(2人分)
1食; エネルギー 375kcal、たんぱく質17.9g、脂質 6.9g
材料:米 1合、ツナ缶(ノンオイル)70g×1缶、玉ねぎ1/4個(50g)、冷凍ミックスベジタブル30g、トマトジュース(無塩)、120g(0.6缶)+水、コンソメ顆粒 小さじ1(固形スープ1/2個)塩 二つまみ、月桂樹の葉 1枚、小松菜 80g、茹で塩 少々、豆乳 200㏄、米粉 大さじ5、塩 一つまみ、パン粉 大さじ2、チーズ20g(モッツァレラチーズ)
作り方:
①米をといで、ざるに上げておく。
② 玉ねぎはみじん切りにする。
③ 炊飯器に米を入れ、トマトジュースを注ぎ入れ、1合の目盛りまで水を加える。
④ ツナ缶と玉ねぎ・ミックスベジタブルを加え、塩とスープの素を加え、混ぜ合わせて、月桂樹の葉を入れ、炊飯する。
⑤ 鍋にお湯を沸かし、茹で塩少々を加える。
⑥ 小松菜を茹で、流水で冷やして水けを絞り、食べやすい大きさに切る。
⑦ 豆乳に塩を加え、米粉を加えてよく混ぜる。
⑧ ⑦を火にかけ、とろみが出てくるまで良くかき混ぜる。
⑨ オーブンを200℃に温めておく。
⑩ グラタン皿にトマトライス、その上に小松菜を散らし、⑦のソースをのせる。パン粉とチーズを上にのせて、オーブンで10分焼く。
(オーブントースターで焦げ目のつくまで焼いてもよい。
※ホワイトソースは牛乳や小麦粉でも簡単にできます!
茶碗蒸し (3人分) 1食; エネルギー 93kcal たんぱく質12.6g 脂質 3.7g
材料:卵 2個、だし汁 300cc、塩 小さじ1/3、薄口醤油 小さじ1、鶏肉(ささみ)40g、薄口醤油 小さじ1/2、酒 小さじ1/2、えび小3尾、塩 少々、酒 大さじ1/2、おつゆ麩 2個、かまぼこ 30g
みつば 適宜
作り方:
①ささみは筋を取り、そぎ切りにして薄口しょうゆと酒で下味をつける。
② えびは塩・酒で下味をつける。
③ かまぼこは3枚に切る。
④ だし汁に塩と醤油を入れ、よく混ぜる。
⑤ 卵をボウルに割り入れ、白身を切るように混ぜる。④を加え、泡立てないようによく混ぜ、こす。
⑥ 器にみつば以外の具を入れ、卵液⑤を器の八分目まで静かに注ぐ。
⑦ 蒸気の上がっている蒸し器に⑥を並べ、布巾(タオル)で覆った蓋をして、中火で3分、弱火で8~10分蒸す。
※電子レンジの場合はラップをかけ、2個ずつ200Wで7~8分加熱する。
⑧ 竹串をさして、済んだ汁が出てくれば蒸しあがっているので、熱い内に食べやすい大きさに切ったみつばを散らす。
★なめらかでおいしい茶わん蒸しを作るポイント
卵1個(50g)に対して 一番だし150cc。卵1:一番だし3の割合で作ってみましょう!
レモンしゅわしゅわゼリー(2人分) 1食; エネルギー 82kcal、たんぱく質1.0g 、脂質 0.0g
材料:ゼラチン2g、砂糖18g、水+缶シロップ 80cc、レモン汁 大さじ1、サイダー 100㏄、フルーツ缶詰 30g
作り方:
①レモンは半分に割り、果汁を絞っておく。
② フルーツ缶は汁を切り、食べやすい大きさに切って、ガラスの器に入れておく。
③ 鍋にゼラチンと水を入れ、ふやかしておく。
④ さとうを加え、火にかけ、さとうが溶けたら、火からおろす。
⑤ 粗熱をとり、レモン汁とサイダーを加え、混ぜる。⑥ ②の器に⑤を流しいれ、冷やし固める。